イオントフォレーシスに副作用は？効果ないという口コミも…

イオントフォレーシスの多汗症への効果や副作用

イオントフォレーシスとは？

イオントフォレーシスは多汗症の部位を水道水に浸し、それに微弱電流を流す治療法です。

通電することにより生じる水素イオンが汗の出口を遮断することにより、汗を出にくくするという仕組みになっています。

欧米では広く行われている多汗症治療法で、日本ではあまり一般的に行われていませんが、保険適用で受けられる病院もあります。

東京都内では、

新宿駅前うわじま皮膚科 美容皮膚科

目黒区 都立大学 すみクリニック

などで保険適用でイオントフォレーシスを受けることができます。

イオントフォレーシスは副作用の少ない治療法

イオントフォレーシスは副作用が少ない安全性の高い治療法としても知られています。

以前は、手掌多汗症を治療するために交感神経遮断手術（ETS手術）を受ける方が多かったのですが、この手術は9割以上という高確率で代償性発汗という副作用が起こると言われています。

代償性発汗は、手汗を止める交感神経を切断した代わりに、体の他の部位から大量な汗が出るようになるというものです。

個人差はあるようですが、太ももやお尻から大量発汗するようになり日常生活に支障をきたしている方も多いようです。

交感神経遮断手術の副作用や後遺症は数多く報告されていて、損害賠償訴訟の事例も複数あります。

また、手掌多汗症の治療法として、塩化アルミニウム溶液による治療も行われますが、塩化アルミニウム溶液は刺激が強いため、かゆみ、かぶれ、湿疹などの副作用が起こることも多いようです。

イオントフォレーシスにも、痒み、ピリピリ感などの副作用が起こることが稀にあるようですが、交感神経遮断手術や塩化アルミニウム溶液療法と比較すると、非常に安全性の高い治療法と言えるのではないでしょうか。

イオントフォレーシスは手足の原発性多汗症に効果あり

多汗症は、明らかな原因が存在しない原発性多汗症と、甲状腺機能亢進症などの病気や抗コリンエステラーゼなどの薬が原因の続発性多汗症に分類されます。

イオントフォレーシスが効果的なのは原発性多汗症で、部位は手のひらと足の裏の多汗症に効果があると言われています。

ただし、即効性はなく、日本皮膚科学会の公式サイトによると、1回30分の通電を8～12回行うと汗の量が減ってくるそうです。

また、効果を維持するためには、その後、週に1～2回の治療を受けた方がよいとのことです。

参考URL：日本皮膚科学会公式サイト「イオントフォレーシス」

ワキの多汗症には効果なし

ワキの多汗症の治療のためにイオントフォレーシスを受けたいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、日本皮膚科学会の公式サイトには、

腋窩の多汗症には治療方法が難しく効果的ではありません。

引用元：：日本皮膚科学会公式サイト「イオントフォレーシス」

と記載されていました。

ワキの多汗症には他の治療法を検討した方がよいでしょう。

また、病気や薬が原因で起こる続発性多汗症の場合は、原因となる病気などを先に治療する必要があります。

イオントフォレーシスのデメリット

イオントフォレーシスの最大のデメリットは即効性がないことだと思います。

8～12回も通院しないと十分な効果が得られないというのは、「今すぐ、手のひらの汗をなんとか解消したい」という方にとっては不満がありますよね。

また、効果の持続性にも問題があり、効果が得られた後も週に1～2回の治療を受けた方がよいとされていますが、忙しくて通院する時間がなかなかとれない方にとっては難しいかもしれません。

イオントフォレーシスの家庭用医療機器は通販でも買える？

イオントフォレーシスを自宅で行うための医療機器も販売されています。

こちらのサイトでは、アメリカのジェネラル・メディカル社が販売している自宅用イオントフォレーシス療法用機器「ドライオニック」の個人輸入を代行してもらえます。

家庭用イオントフォレーシス機器「ドライオニック」個人輸入代行

ただし、「ドライオニック」は34,500円と高価です。こういった機器を自分で買うのはコスパが良いとは言えないので、やはりクリニックに通ったほうが総合的に見てお得とは言えます。

イオントフォレーシスの肝斑への効果や副作用

美容皮膚科で行われるイオントフォレーシスの効果

美容皮膚科などで行なわれるイオントフォレーシスは、イオン導入とも呼ばれ、ニキビ、シミ・肝斑などに悩む方や透明感のある美肌を目指す女性の間で人気があります。

イオントフォレーシスは、肌に微弱な電流を流すことで、イオン化した美容成分を肌の深部までしっかりと浸透させる施術です。

美容液などを肌に塗布するのと比較して、40倍以上の浸透効果があるとも言われています。

• ニキビ・毛穴の開き解消にはグリシルグリシン
• 美白やハリを高めるためにはプラセンタやビタミンC誘導体
• 肝斑やシミにはトラネキサム酸

と、肌の悩みによって、導入に使用される美容成分は異なります。

レーザーで治療できない肝斑を薄くしたいという目的で受ける方も多いようです。

イオントフォレーシスの副作用は？

イオントフォレーシスは針を使わないので、痛みがほとんどなく、内出血や腫れなどのダウンタイムがないことでも人気があります。

ただし、ビタミンなどを導入することにより細胞が活性化され、赤み、ほてり、湿疹などの副作用が起こる場合もあります。

ほとんどは一時的な症状ですが、続く場合は専門医に相談することをおすすめします。

また、イオントフォレーシスの施術後は皮膚細胞が活性化して、紫外線の影響を受けやすいので、しっかりと紫外線ケアをすることも大切です。

最新のイオントフォレーシスが受けられる湘南美容外科

最先端の美容施術をリーズナブルな料金で提供している湘南美容外科では、業界初のエレクトロポレーションシステムとクライオ(冷却用法）システムの一体型の機械によるイオントフォレーシスを受けることができます。

この最新の機械では、通常のイオンフォレーシスよりも効率的に、美容成分を皮膚に浸透させることができるそうです。

こちらは、湘南美容外科の皮膚科医の西川 礼華先生が、イオン導入のベビースキンというメニューを実際に体験している動画です。

西川先生は、ベビースキンのエレクトロポレーションを定期的に受け続けたことにより、肌の赤みやくすみが改善されて、肌のトーンが明るくなり、ハリ感も出たそうですよ。

湘南美容外科のイオントフォレーシス（イオン導入）について詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください。

イオントフォレーシスの多汗症・肝斑への効果や副作用まとめ

今回は、イオントフォレーシスの多汗症への効果や副作用、美容皮膚科で行われるイオントフォレーシスの肝斑などへの効果や副作用などをご紹介しました。

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