こんな疑問をお持ちではないですか?
- デスクワークのせいか脚がむくみがち。解消する方法は?
- むくみにくい座り方ってあるの?
- むくみを予防するには椅子の選び方が大切って聞いたけど本当?
当記事ではデスクワークで脚がむくみがちな方に向けて、デスクワークで脚がむくむ原因とむくみにくい座り方のポイント、むくみを予防するための椅子の選び方などをご紹介します。
デスクワークで脚がむくむ原因
毎日、デスクワークで座りっぱなしでPCに向かっていると脚がむくんで夕方にはパンパンになってしまうという悩みをお持ちの方も多いようです。まずは、デスクワークで脚がむくむ原因を説明します。
そけい部リンパ節が圧迫される
長い時間、椅子に座っていると、脚の付け根のそけい部が圧迫されて、詰まりがちになってしまいます。
そけい部リンパ節は脚全体のリンパ液が集まる関所となる大切な場所で、そこが詰まってしまうと脚全体のリンパの流れが悪くなります。
その結果、脚がむくみやすくなってしまうのです。
特に前傾姿勢を長い時間続けていると、そけい部が圧迫されやすいようなので注意しましょう。
ふくらはぎのポンプ機能が働かない
日中の立ち姿勢や座り姿勢では、脚の血液やリンパは重力に逆らって流れることになります。
その際にポンプの役割を果たして循環を促すのがふくらはぎの筋肉です。
ふくらはぎは血液を心臓に戻す役割を持つため「第二の心臓」とも呼ばれています。
ところが、長い時間、座りっぱなしでふくらはぎの筋肉を使わないと、ふくらはぎが本来の役割を果たせません。
そのため、血液やリンパの流れが滞りがちになり、結果的に脚がむくんでしまうというわけです。
むくみにくい座り方のポイントとむくみ予防策
デスクワークで座りっぱなしの時間が長い方は、むくみにくい座り方のポイントを押さえることがむくみ予防のカギとなります。むくみにくい座り方のポイントをご紹介します。
むくみを予防する正しい座り方のポイント
むくみにくい座り方のポイントは、骨盤を立てて座ることです。
坐骨とは左右のお尻の真ん中の触るとボコッとした感触がある骨で、骨盤の一番底の部分に当たります。
この坐骨を意識して、坐骨で座るようにすると、自然と骨盤が立ち、首、背中、腰にかけてキレイなS字カーブになります。
しかし、日本人は坐骨で座ることができない人が多く、椅子に座ると骨盤が傾いてしまう傾向があるそうです。
骨盤が傾いた状態だと、体が歪み血流が悪くなるため、脚のむくみの原因になってしまいます。
なるべく頻繁に席を立つことも大切
座りっぱなしの姿勢を長時間続けることは、脚のむくみ以外にもさまざまな健康被害を引き起こす要因となるようです。
医学的な研究でも、長時間座り続けることにより、がん、糖尿病、心疾患などのリスクが高まることが次々と明らかになっています。
オーストラリアで実施された調査によると、1日11時間以上座っている人は座っている時間が4時間未満の人と比較して40%も死亡リスクが高いそうです。
米国コーネル大学の人間工学を専門としているアラン・ヘッジ教授は、オフィスでデスクワークをしている人が健康を守るためには30分のうち座っている時間は20分とし、残りの10分のうち8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチすることを推奨しているとか。
参考サイト:職場の座り過ぎに注意、2~4時間立つのが健康上理想(ウォール・ストリート・ジャーナル)
世界一座る時間が長いとも言われている日本人の場合、仕事中に、30分のうち10分も立ったりストレッチしたりするのは現実的には無理という方が多いかもしれませんが、むくみ予防や健康のためにもなるべく頻繁に席を立つように心がけることをおすすめします。
デスクワーク中もできるむくみ予防エクササイズ
健康のためとはいえ、仕事が忙しくて、そんなに頻繁に席を立てないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、デスクワークしながらできる足首回しやストレッチがおすすめです。
足首を大きく回したり、かかとを床につけて、つま先を上にあげたり下げたりするストレッチなら、仕事中でも机の下でこっそりできますよね。
足首を回したり、つま先を動かしたりすることで、ふくらはぎの筋肉が動いてポンプ機能を果たすことができるようになり、むくみ予防に効果的です。
なるべくゆっくり大きく動かすことがポイントです。
むくみにくい椅子の選び方
むくみを予防するためには椅子の選び方も大切です。むくみにくい椅子の選び方をご紹介します。
椅子の高さのポイントは?
むくみを予防するための椅子選びのポイントとして一番大切なのは、椅子の高さです。
椅子が高すぎると、座っている時に太ももの裏を圧迫してしまうため、脚のむくみがひどくなりがちです。
理想的な椅子の高さは、座った時に足の裏をべったり床に付いた状態で、膝の角度が90度になる高さか、それよりも低めです。
太ももの裏がべったり椅子につかずに、少しスキマがあくようにするとむくみ予防に効果的です。
オフィスで使っている椅子に高さ調整機能が付いている場合は、理想的な高さに調整しましょう。
高さ調整機能が付いていない場合は、足元に台などを置いて、膝の角度が90度以下になるようにするのもおすすめです。
足元におく台は固めの段ボール箱などを利用してもいいですし、商品が欲しい場合は「フットレスト デスク」などのキーワードで検索すると2千円前後でオフィス用のフットレスト(足置き台)が見つかります。
どんな椅子も姿勢矯正椅子に変身!「メディカルシート」とは?
また、坐骨を意識して骨盤が立った状態になる正しい座り方ができないという方には、「アーユルメディカルシート」もおすすめです。
「アーユルメディカルシート」は、2005年に発売されて大人気となった姿勢が良くなる椅子アーユルチェアーの座面シートです。
どんな椅子も「アーユルメディカルシート」を置くだけで、自然に正しく座れて体のバランスが整う姿勢矯正椅子に大変身するという画期的な商品です。
長い時間デスクワークをする方や腰痛持ちの方の中にも愛用者は多いようです。
姿勢が良くなることで、腰痛予防、むくみ予防だけではなく、集中力の向上効果も期待できるとか!
「アーユルメディカルシート」について詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください。
むくみにくい座り方・椅子の選び方まとめ
今回は、デスクワークで脚がむくむ原因とむくみにくい座り方のポイント、むくみを予防するための椅子の選び方などをご紹介しました。
この記事のまとめ
- デスクワークで脚がむくむのは、長時間座り続けることにより、脚の付け根のそけい部が圧迫されること、ふくらはぎのポンプ機能が働かなくなることが原因
- むくみにくい座り方のポイントは、坐骨を意識して、骨盤を立てて座ること
- 座りっぱなしの姿勢を長時間続けることは、脚のむくみ以外にもがん、糖尿病、心疾患などのリスクが高まるという研究結果が報告されている
- むくみ予防や健康のためにもなるべく頻繁に席を立つように心がけることが大切
- 席を立てないときは、足首を回したり、つま先を動かしたりすることも、むくみ予防に効果的
- むくみを予防するためには、椅子の高さを膝の角度が90度になる高さか、それよりも低めにするとよい
- 坐骨を意識した正しい座り方ができない方には、自然に正しく座れて体のバランスが整う「アーユルメディカルシート」もおすすめ