むくみにコーヒーは効果あり？カフェインの利尿作用

コーヒーのむくみ解消効果と健康への効果

カフェインの利尿作用のメカニズム

コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、むくみ解消にも効果的だと言われています。

カフェインは交感神経を刺激する作用がありますが、交感神経が優位になると腎臓の血管が拡張します。

腎臓の血管が拡張して血流量が増すことにより、腎臓でのろ過が促進されて尿の量が増えるというのが、カフェインの利尿作用の仕組みです。

ただし、習慣的にコーヒーを飲んでいる人は、このカフェインの利尿作用に対する耐性がつくという説もあります。

コーヒーを毎日飲んでいるけど特に利尿効果を感じないという方はこの耐性のせいかもしれません。

コーヒーの健康効果

コーヒーには、カフェインだけではなくクロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。

最近では、コーヒーの健康効果に関する医学的な研究が数多く行われていて、コーヒーを一定量摂取することにより、２型糖尿病、肝疾患、子宮体がん、大腸がんなどの発症リスクを低下させるという研究結果が報告され、注目を集めています。

このようなコーヒーの健康効果はクロロゲン酸などのポリフェノールが持つ抗酸化作用によるものではないかと考えられています。

クロロゲン酸には脂肪分解を促進する作用もあることから、ダイエットにも効果的だと言われています。

ただし、膵臓がん、膀胱がんなど、逆にコーヒーの摂取により発症リスクが増加するという研究結果が報告されている疾患もあります。

コーヒーがむくみ解消に逆効果の場合も！

ストレスホルモン「コルチゾール」が増える

コーヒーに含まれるカフェインには「ストレスホルモン」と知られているコルチゾールの分泌を促進する作用があります。

コルチゾールが増えると体内の水分代謝がスムーズに行われなくなるため、体内に水分が停滞しやすくなります。

つまり、コルチゾールが増えることで、むくみやすくなってしまうのです。

低アルブミンの症状としてのむくみ

また、コーヒーに含まれるカフェインには交感神経を刺激する作用がありますが、交感神経が優位になると胃腸の働きが低下すると言われています。

胃腸の働きが低下すると、タンパク質の吸収が低下し、リンパ液に多く含まれるアルブミンというアミノ酸が不足してしまいます。

アルブミンは血管と細胞への浸透圧調整を行う役割を持っているため、不足するとリンパ液が血管に戻るのを妨げてしまいます。

そのため、リンパの流れが悪くなり、むくみの原因となってしまうのです。

むくみ解消に効果的なコーヒーの飲み方のポイント

コーヒーの1日あたりの適量と飲むタイミング

むくみ解消やダイエット効果だけではなく、健康効果も認められているコーヒーですが、飲み過ぎると逆にむくみを引き起こす原因となってしまうようですね。

1日あたりのコーヒーの適量は3～4杯と言われています。

仕事で集中力を高めたり、眠気覚ましのためにコーヒーを何倍も飲むという方も多いようですが、飲みすぎはカフェインの過剰摂取となってしまいますので、気をつけましょう。

また、寝る前にカフェインを摂取すると睡眠の妨げとなってしまいますので、寝る5～6時間前からはコーヒーを飲むのは控えることをおすすめします。

おすすめはドリップコーヒー

手軽に飲めることで人気のインスタントコーヒーは、カフェインやクロロゲン酸の量は少ないと言われています。

そのため、コーヒーを飲むことでむくみ解消などの効果を得たい場合は、ドリップコーヒーを選ぶことをおすすめします。

最近はコンビニなどでも、お得な価格で本格的なドリップコーヒーが飲めるようになりましたので、ぜひ利用してみてください。

カリウムやビタミンＢ群を補うこと

カフェインを摂り過ぎると、むくみの解消には欠かせないと言われるカリウムやビタミンＢ群などの栄養素が消費されてしまいます。

カフェインの過剰摂取は、カリウム不足による低カリウム血症を引き起こす場合もあるそうです。

1日に何倍もコーヒーを飲むという方は、カリウムやビタミンＢ群を積極的に補うことを心がけましょう。

カリウムやビタミンＢ群は通常の食生活では不足しがちだと言われていますので、食事でカバーできない場合はサプリメントで補ってもよいでしょう。

むくみを効果的に解消したい方には、カリウムが豊富なことで注目されている「とうもろこしのひげ」やビタミンb群が豊富な「明日葉」など自然由来の厳選された素材のみを使用した「するるのおめぐ実」がおすすめです。

コーヒーのむくみ解消効果・飲み方のポイントまとめ

今回は、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用、むくみ解消効果、むくみに効果的なコーヒーの飲み方のポイントなどをご紹介しました。